はじめに
こんにちは!ガレージライフを満喫中のkobyです!
今回は、通勤や趣味のトランポとして使っている200系ハイエースで、走行中に「ギシギシ…」と嫌な音がするようになったので、原因を突き止めて修理した一連の流れをご紹介します。
異音が気になり始めたきっかけ
約1ヶ月前、走行中や段差を越えたとき、さらには停車中にハンドルを切るタイミングで、車内に「ギシギシ」という音が気になり始めました。
鳴っているのに気が付いてから1ヵ月ほどで運転中すごく気になるほどギシギシ音がひどくなりました。
トランポとして使うために自分で床張りをしているので音の原因が床の裏側だと面倒です。。。

原因の特定までのステップ
当初は後部座席まわりから音がしていると思い込んでいましたが、試しに車体を揺らすと左前のタイヤ周辺から発生していることを発見。
一人で動かすと分かりにくい音も、二人で揺らしてみると、しっかりアッパーアーム付近(タイヤハウス内)と特定できました。
反響したりして後ろから聞こえていたんでしょうか。

アッパーアームの赤丸を付けたあたりから音が出ていました。
実は、ハイエースの足回りってグリスアップが可能な構造になっているんですね。
ブーツの下にグリスと砂が固まったものがたくさん出ていたのでブーツが悪くなったのかと思いましたが、そもそも余分なグリスがそこから出るようになっているみたいですね。
グリス交換&注入のDIY作業手順
グリースガンとグリスニップルを使用して音が出ている部分のグリスアップをします。
以下で出てくる画像のアッパーアームが右側と左側が入り混じっていますがご容赦ください。
1.古いグリスを丁寧にこそぎ落とし

先にブーツの下に溜まっていたグリスをマイナスドライバーでこそぎ落として綺麗にしておきました。
どうせまたグリスが出てくるので適当に。。。
2.蓋になっているボルトを外す

頭についている10mm M6のボルトを外します。何かを固定しているわけではなくグリスを入れる時の蓋になっているようです。
外せばグリスの注入口が現れます。
3.グリスニップルを取り付け

ピントが合ってませんが買ってきたグリスニップルを取り付けます。

AZのグリスニップルG704 M6の1.0ピッチのものなら何でもよいです。
但し、グリスを入れるのに使うガンに合わせた角度のものが必要です。
直角に出ているものが欲しかったですが売り場に無かったので斜めに出ているものを買いました。

スパナで締めました。締めたときに向きが悪い場合は他のニップルに変えてみると位置が変わるようです。

一応ニップルのカバーも買いました。
4.グリースガンとウレアグリスを準備

グリースガンもAZのもの。グリスはウレアグリスにしました。

ガンにグリスをセットして

ニップルに押し当てて注入します。
たくさん入れすぎてもアームが動くときに出てしまうようなのである程度で終わりました。
5.他の注入ポイントは今回は見送り

ハイエースのフロントは今回の場所の他にアッパーアームの根元にもう2か所グリスニップルを付けられるようなのですが買ってきた斜めのグリスニップルだと、このガンでは位置が悪かったので今回は見送りました。
修理後の結果と今後の展望
作業完了後、あのストレスフルな「ギシギシ音」は完全に消えました!
原因は見事にグリス切れ。
左フロントのホイールベアリングに少量の遊び(ガタ)も感じたので、次回はそこをメンテナンスしてみたいと思います。
古い車は直すごとに学びが増えて、とても楽しいです
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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これからも、快適なハイエースライフを応援します!また次の記事でお会いしましょう!