はじめに
僕の乗っている200系ハイエース(1型ディーゼル4WD)ですがタイヤの偏摩耗が大きいので一度アライメントを見てもらうことにしました。
ただステアリングギアボックスからオイル漏れがありアライメント調整後にギアボックス交換になってしまっては勿体ないのでギアボックス交換後にアライメント調整を依頼しました。
今回はDIYでギアボックス交換した作業を紹介します。
オイル漏れの現状
こんな感じで結構漏れています。

作業開始!
環境準備
車両をガレージに入れてジャッキアップしました。

ガレージジャッキでジャッキアップしてリジッドラックを使用しています。

タイヤを外してエンジン下とミッション下のアンダーカバーを外しました。

ギアボックス取り外し開始
タイロッドエンドを外しますが完全に外す前に「ロッド長を変えるときに緩めるロックナット」を緩めておいた方が楽です。
(ロックナットを緩める場合は緩めてまた軽めに締めておくかマーキングするなどして後々タイロッドエンドが何回転締めこまれているかが分からなくならないようにしてください)

割りピンを外してスピンナーハンドルとディープソケットを使用してナットを緩めます。

使うのは22mmのソケットです。

次にエンジンフードをあけて上側の作業をします。

シリンジを使ってパワステオイルを抜きました。

ナットを緩めても圧入状態になっているのでタイロッドエンドプーラーを使用してタイロッドを外します。

タイロッドエンドプーラーを締めこんでさらにハンマーでプーラーを叩いてやると簡単に外れます。

外れました。反対側も同様に外します。

車体下に潜って見たところです。

ステアリングシャフトを外す
ギアボックスとステアリングシャフトをつないでいるボルトを外します。

そのままではステアリングシャフトをギアボックスから抜けないので下の画像のユニバーサルジョイント手前のボルトを緩めます。スプラインになっていてボルトを抜くとスライドさせることが出来るようになっています。

奥まっているのでエクステンションバーがあるとやりやすいです。ボルトの頭は12mmです。

ギアボックスからステアリングシャフトがすんなり抜ければいいですが錆で固着していると少し大変です。僕の1型は結構しっかり固着していたので画像のように叩けるバールを当ててハンマーで叩いて抜きました。

柄の方はこんな感じ

こちらもボルトは12mmで首振りのラチェットがあるとよいと思います。

外れました。ステアリングシャフトは邪魔にならない位置によけておきます。

油圧ラインを外していく
シャフトがついていた近くに油圧のホースが来ているので外します。
画像上側はホースバンドで留まっているだけなのでバンドをずらしてホースを抜きます。

下側も外します。フレアナットレンチがあると理想ですがサイズが分からず事前に用意できなかったので17mmのスパナで外しました。

ホースを抜くとステアリングフルードが垂れるので受けます。

ギアボックス本体を外す
ボルト4本を外してギアボックス本体をフリーにします。ボルトの頭は17mmです。
結構奥まっているのでエクステやスイベルラチェット、ユニバーサルジョイントを使って何とか外します。
手持ち工具のバリエーションが少ないと結構大変だと思います。

フリーになったギアボックスですがいろんなところが引っかかって簡単に抜けないので邪魔なところを外していきます。
12mmのボルトを外してマウントのカバーを外しました。

マウントも外します。


外れました。ボルトは17mmです。

僕はこの時点でタイロッドエンドを外しました。何回転締めこまれているかを数えて記録しておきます。
いったん車体左側目いっぱいまでギアボックスをずらした後、先ほど外したマウントがあったあたりからギアボックスを下におろします。

新しいギアボックスを取り付ける
新旧比較です。リビルト品を用意したのである程度安く済ますことが出来ました。
外したギアボックスからゴムマウントを移植するか新品のマウントを用意しておきましょう。
僕が用意したギアボックスにはオイルホースを繋ぐ口もついていなかったのでそこも移植しておきます。

逆の手順で下からギアボックスを入れていきます。

いろいろ割愛しますが逆の手順で元に戻してタイロッドエンドも数えておいた回転数分締めます。
ブーツがねじれていると破損につながるので気を付けましょう。
ステアリングシャフトをつける際はハンドルがセンターにあることを確認してできるだけ元ついていた位置を狙ってつけます。復元後にもしハンドルセンターがあまりにずれている場合はシャフトのスプラインがずれている可能性がありますが車体に潜ればアンダーカバーを外すだけで再調整できます。

エア抜きする
すべて元に戻したらパワーステアリングフルードを入れます。

パワステフルードを入れたらエア抜きします。
パワステフルードタンクの蓋を開けたままジャッキアップ状態でエンジンを掛けずにキーをONにしてハンドルを左右いっぱいまで切るのを3回ほどやった後、エンジンをかけて同様にハンドルを回します。
フルードが減ってきたら補充して減らなくなったらOKです。

使用した工具類
使わなかったものもありますがこれだけあれば作業は出来ました。



最後に
交換後は整備工場に持ち込んでアライメントを合わせてもらって完了です。
1日がかりの大変な作業でしたがオイル漏れの不安を解消することが出来てよかったです。
最後までご覧いただきありがとうございました。