はじめに
僕の愛車である200系ハイエース(1型)に、ちょっと気になる異変がありました。
それは「助手席の足元が濡れている」という症状。普段から乗っている車だけに、水濡れなんて見つけるとかなり焦りますよね…。
しかもこの水濡れ、どうやらただの雨漏りなんかじゃなさそう。というわけで、今回はこの原因を突き止めて修理するまでの流れを紹介します!

症状のはじまりは「異音」だった
最初に違和感を覚えたのは、走行中に聞こえる「シュルシュル…」というような音。
ハンドルを切ったときに特に目立ちました。
最初は「気のせいかな?」と思うくらいの小さな音でしたが、放置しているうちに徐々に大きくなり、気になって仕方ないレベルに。
そこでまずは異音の原因を探ってみることにしました。
タイヤ周りをチェックしてみたけれど…
シュルシュル音と聞くと、「タイヤハウスに干渉してるのでは?」というのが真っ先に浮かびます。
ですが、確認してみてもタイヤがどこかに当たっている様子はなし。
さらに、サスペンションのストローク量に関係なく音が出るので、足回りの可能性は薄そうでした。
エアコンフィルターが原因?
どうもエアコンを使っているときだけ音が出るみたいです。追加で入れたエアコンフィルターが崩れて送風のファンに当たってる?
フィルターが送風ファンに接触して音が出るケースもあるので、フィルターを外して走行してみました。
しかし、それでも音は変わらず…。
どうやらここでもないようです。
フィルターを外した時に助手席の足元が濡れているのに気が付きました。よく見るとエバポレーターの入っていそうなケース周辺が結露しています。
→これが原因でした
原因はドレンホースの詰まりだった!

分かりにくいですが白いケースが結露しています。
結露の原因はエアコンの排水用のドレンが詰まって排水できなくなった水がエアコンで冷やされたことにより、冷たい水の溜まっているボックス周辺が結露したようです。
足元が濡れているのは結露した水が垂れた為ではなく、排水しきれなくなった水があふれたようです。
ここに溜まった水が走行中の遠心力で送風ファンに当たって音が出ていたみたいです。
修理方法|ドレンの詰まりを解消する
原因が特定できたので、さっそく修理に取りかかります。
と言っても、作業自体はそこまで難しくありません。
グローブボックスとその奥のカバーを取り外す。

助手席足元から内部をのぞけるようにします。

発煙筒が付いているカバーも外します。
ドレンホースを外す。

○のホースを外します(ホース側で詰まっている場合、ホースを外した時点で水が出るので気を付けましょう)
ドレンケースの出口を細いドライバーなどで突いて詰まりを除去。

自分の場合はケース側が詰まっていたので小さなドライバーで突くと水が出てきました。
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愛用しているドライバーです。何かと使いやすいです。

1Lくらい抜けました。
検索したら他にも1Lくらい抜けたと言っている人がいたのでケースの容量がそれくらいなのかもしれません。
すべて元に戻して完了
水が抜けたらホースとカバー、グローブボックスを戻して完了です。
おわり
今の時期はエアコンを使うことが多いので他にも同じ症状が起きる人がいると思います。
- 走行中に異音がする
- 足元がなんとなく湿っている
- 冷房を使った後に床が濡れている
こういった症状があるなら、ドレンホースの詰まりを疑ってみる価値アリです。
整備工場に持っていく前に、自分でチェックしてみると意外と簡単に直せるかもしれませんよ。
最後までご覧いただきありがとうございます。
同じような症状で悩んでいる方の参考になればうれしいです!